見えないものが見えた時
人は「根っこ」が大切。とは言うけれど、見えないものは見えない。見ようとしても見えないもの、それが「人の根っこ」であります。
でも、ふとした瞬間に、その根っこが垣間見える。忙しい時、余裕がない時、トラブルの対応時。思いもよらぬ事があった時。心が揺れるような瞬間に、人の根っこが見える。その瞬間に見えた、その人の特徴って?基礎がしっかりしている人、動じない人、何かに耐え忍んでいる人。
見えないものが見えた時、その人の心の強さを垣間見ることができる。さて自分はどうだ?まだまだ根は浅い。弱い。経験が足らない。基礎力が足らない。恐れずもっと外に出て、恥をかいて、色々な経験を積まないといけない。そうすれば、命の根が深くなるはず。
なみだをこらえて
かなしみにたえるとき
ぐちをいわずに
くるしみにたえるとき
いいわけをしないで
だまって批判にたえるとき
怒りをおさえて
じっと屈辱にたえるとき
あなたの眼のいろが ふかくなり
いのちの根が ふかくなる
相田みつを『 いのちの根 』