カセンジキー☆blog

家でスマホ?ノーノーノ!やっぱり外へ行くべきだ。

詐欺の「入り口」要注意

詐欺、それは「人ごと」

そう思ってるでしょ。若い人、中年、そして特に高齢者。自分は大丈夫という自信。でも言っておきます。それは過信。思っている以上に、詐欺被害は多い。非常事態宣言を出してもいいくらい、被害は多い。

社会福祉の仕事をしていると、詐欺被害の報告を身近に聞きます。銀行員のフリしてカードをすり替えて〇百万円の被害。電話で住所を答えて押し売り。高齢者の詐欺被害は本当に身近。あの手この手の詐欺。高齢者宅へ「履かなくなった靴はありませんか?恵まれない人へ渡します」と訪問があり、「あっ、そういえば沢山あるわ。人の役に立って処分してもらえるなら…」と思って玄関へ上げてしまうと、靴だけではなく貴金属まで持って行かれた。そんな話もあります。これ、身近にある話です。

詐欺師は、何とか部屋の中まで入ろうとします。
都合の良い言葉で、まずは「玄関に入る」のが目的です。懐に入り込む詐欺師達。いらなくなったものを無料で回収…そんなボランティア、ありません。

詐欺の対策は色々とありますが、詐欺師との初めの接点、導入部、入り口にこそ注意が必要です。詐欺師はファーストコンタクトで、巧みな話術をもって注意を逸らせ懐に入り込みます。電話も訪問も同じ。最初の接点・導入部・入り口で、注意をそらせます。

詐欺師が見た目を良くするのは、怪しまれないことと、視点をずらすため。いい声とか、耳障りのいい言葉は、聴覚を騙すため。いくら電話の録音機を設置していても、詐欺師から「しっかり対応されてますね」なんて褒められて、逆に入り込まれることも考えられます。初対面での優しい言葉がけは、人の気持ちを上ずらせるため。心のスキをついて、お金と貴金属を持って行かれますよ。

そして、「自分自身は騙されない」ではなく、
「騙される可能性がある」と思っておいてください。その心掛けこそ、防犯のような気がします。
初めの接点、入り口に注意が必要。詐欺師はその最初の接点・導入部・入り口に注意する。だから、固定電話を置かない、固定電話に電話録音機(音声ガイダンス流す)を付けて録音する。しっかり予防しましょう。

子どものころに言われた言葉。
「知らない人を家に上げない」「知らない人の電話に出ない」この鉄則こそ、詐欺師の入り口に鍵をかけることになると思います。